ヌメ革トートバッグの持ち手をつくる

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トートの前に…

ここ制作室は、一昨日から冬に戻ったかのような寒さになりましたが、今日はお昼あたりは暖かく、いよいよ春本番に近づいている感じがします。外に出たい衝動もありますが、今日は1日こもって制作です。
さて、本日はまず、トートバッグを作る前に…床ベロアを使用したポーチをつくる用事がありまして、制作の続きを行いました。


キャメルの床ベロアを切り出しています。それらを40年選手の職業ミシン、ジャノメ763号で縫います。

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これが我がくも舎の南無三号こと、ジャノメ763号です。足踏みミシンです。いずれこのミシンについては何か書いてみたいと思います。一旦このお仕事は終わりましたので、トートバッグはじめましょう。

トートバッグ弐型大の制作を開始しました

本日のメインは、Mさんからご依頼のトートバッグ弐型大です。色はキャメルに白ステッチ。早速先日仕入れた栃木レザーの半裁(牛一頭分の革の半分)から、切り出す準備をします。

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栃木レザーのキャメルです。とてもいい香りがします。仕入れた状態ではこの通り革の縁がガタガタです。

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珍しく革のおしりの部分に『4』の焼印が入っていました。

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図がないとわからないと思いますが、革はその部位や繊維の方向によって全く性質が異なります。半裁を仕入れたらまず私がやるのは、背中の部分から長い帯状の革を取ることです。この背中の革は革の中で一番固くて繊維の密度も高く、ベルトや持ち手にぴったりなのです。ただし、仕入れた段階ではまだ切り口が整っていないので、おしりの方から首にかけて1メートル以上の革を取り出すための線を引きます。

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引っ張った線にそって革包丁で定規を当てずにカットしていきます。

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すると背中の端ががピシっと整います。

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端がピシっと整えば、ベルトカッターが使用できますので、3㎝幅でシュルシュルとテンポよく切り出していきます。

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切り出した持ち手用のベルトに手縫い用の穴を開け、白のラミー糸でしっかり手縫いしていきます。2本ともステッチすると、相当な長さの手縫い作業になります。これを根気よく丁寧に行います。

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持ち手が縫い上がりました!綺麗にステッチが整っていますが、革の合わせ目コバ(切断面)は微妙にズレますので、研いだばかりの切れ味抜群の革包丁でコバ(切断面)を削って平らに均しておきます。

さあ、明日も続きます。

 

 

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トートバッグ弐型

くも舎のトートバッグがより洗練されてリニューアルされました。厚手の栃木レザー一枚革と麻糸だけを手縫いでつくったシンプルで可愛らしいトートバッグです。

 

 


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