イタリアンレザーの長財布をつくる

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ここ数日激しい雨が降ったり止んだり、ちょっとおかしな天気です。先日の台風9号も大変な事(※制作室は大丈夫だったんですが、近所では冠水があったとか…)になりましたが、どうやら10号も激しいらしく、小学校も明日はお休みだそうです。
今日は子供たちも始業式と言うことで、あれこれいつも通りの平日に戻りましたが、お昼には子どもたちが戻ってきてしまうので、家事やら事務作業などやらでだいぶ時間を取られてしまいました。

粘っこい革

さて、今日はKさんからご依頼の長財布制作を開始しました。今回も特注品で使用する革はイタリアで鞣されたミネルバリスシオになります。同じくイタリアのブッテーロと比べるととても柔らかく、銀面(革の表側)はマットな質感があります。
革包丁で型紙に沿って切り分けるのですが、大変粘っこい革で、革包丁を入れると『キュ』と鳴ります。粘っこいという表現が正しいかわかりませんが、切り口を見て頂ければ分かるとおり、切っただけで艶が出ます。写真ではあまり良く判りませんね…
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そして、床(革の裏面)面はきめ細やかで柔らかい起毛をしています。
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全てのパーツを準備していきます。
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くも舎のロゴ刻印をしたら、すべてのパーツのコバ(革の断面)磨きをします。リスシオの生成り(ボーネ)は、ヘチマ磨きをするとコバに艶が現れ、磨いた部分が褐色にじんわりと変化します。
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手縫い用の目打ちを施したら、今日はここまでで終了です。明日はひたすら手縫いして最後の仕上げをしたら完成です!

この商品は購入いただけます。

突然豪雨が降ったりするので、ビクビクしながらベスパで用事を済ませました。もうすぐ八月も終わりますね。一気に秋モードです。

束の間の晴れ

Tetsuya Ishiharaさん(@fiatrustica)が投稿した写真 –

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