生成りのカメラストラップ2型をつくる

暑さのぶり返した今日は、Yさんのカメラストラップ2型の制作をさせて頂きました。

カメラストラップ2型とは?

繊維が密で強靭なイタリア産のベルト用革(ブッテーロ)を使用することで、ストラップ自体の幅をスリムに。そして従来の金具による長さ調整ではなく、金具を使用せずに革の特性を利用しつつも強度のある調整法を採用して、カメラを傷つけません。また、吊金具の部分は内側にナイロンテープで補強しています。


ブッテーロに刻印するには

先日カットしておいた生成りのブッテーロにくも舎のロゴを打刻します。が、普通に叩いても革が硬いのでロゴが入っていきません。プレス機を買っても良いんですが、手軽に手に入る木工用万力を簡易プレス機として使用しています。

パーツ類の目打ちや穴あけを済ませて手縫いの下準備です。

白いラミー糸と生成り革

今回縫い糸として白のラミー糸を使用します。ラミーは麻の一種の苧麻の繊維から出来た糸で、強さと美しさがあります。白糸と生成り革というプレーンな組合せになりました。

肩当てを縫い上げたらコバ(革の断面)を仕上げておきます。ヘリ落としからヤスリ掛け、ヘチマ磨きの後に番手を上げてさらにヤスリ掛けを繰り返して滑らかにしていきます。

ストラップ本体の制作に取り掛かります。こちらは部分的に革包丁で漉いて厚さを調整し、同じくコバ磨きをしておきます。

いよいよ仕上げへ

パーツがすべて整いました。これからすべてのパーツを繋ぎ合わせてカメラストラップを完成させます。

縫い付ける前にストラップを肩当てに通しておきます。ロゴは上からストラップで隠れます。


カメラストラップ2型が完成しました

生成りのブッテーロを白のラミー糸で手縫いしたカメラストラップ2型が完成しました。

明日発送させて頂きます。

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