2代目フィアットパンダキーレスリモコンカバーと糸の話

 

先週末にお話しした新しい手縫い糸。今回2種類の糸を取り寄せることにしました。
一つ目のサンプルはヨーロッパからまだ届いておりませんが、もう一つのサンプルが早速届きました!梱包を開封します。イタリアの革を初めて仕入れた時以来の久々の昂揚感があります。
今回発注したのは糸のサンプル帳と基本の白糸で、それぞれ0.3㎜~0.5まで0.1㎜単位で注文してみました。開封してみると注文したスプール3つにおまけの0.6㎜と、0.3㎜のオレンジの糸が。まずはこれらの糸で使い心地をテストしてみようと思います。

 

日本に届いたロウ付麻糸

こちらが届いた糸です。糸の基本的なブランドデザインがとても良くて、『六花』(りっか)という名前も良いじゃありませんか。で、早速今まで使用していたラミー糸と比較してみたいと思います。

ちょっとわかりづらいですが、一番上が橋印のラミー特ロー引染糸の20/3(細)、真ん中は六花の0.6㎜、一番下は六花の0.5㎜。太さ的には20/3(細)=0.6㎜の太さですね。写真は撮ってませんが30/3(極細)=0.4㎜に相当しました。今回取り寄せた糸はリネン(亜麻)の糸で、ラミー(苧麻)糸どちらも軽くロウ付けされていますが、ラミー糸の方が繊維が硬い分毛羽立ちがあり、寄りあわせた凹凸も大きいのでザックリとした素朴な印象。リネンの方は指で挟んで滑らすと凹凸感が無く、しなやかで上品な印象です。リネンとラミーでどちらが優れているという事ではなくて、自分の作品のイメージに合う方を選択するのが良いと思いますが、凸凹が無い方が手縫いした時の抵抗も少なくて縫いやすいでしょう。

そしてなんと言っても嬉しいのは色のバリエーションです。驚きの48色…。特に使ってみたかった青系の幅広さと、グレー系の色も嬉しいですね。

 

早速糸を使ってみました

Mさんからご注文いただいたフィアットパンダキーレスリモコンカバーを、六花の白0.6㎜で作って見ることにしました。革は顔料仕上げの蛍光青です。

目打ちした革を合わせて六花0.6で手縫いしていきます。撚りあわせがシッカリしていて針への固定が若干硬いものの、糸を通すたびにスルスルとスムーズなのを実感します。糸を両側から引いた時もポリエステルの糸であったような伸びも無くテンションをしっかりかけながら縫って行けました。何より毛羽立ちが全く出ないのが驚きです。

綺麗に縫い上がりました。縫い終わりの処理も引きちぎれる事も無く合格点です。

縫い上がりましたので後はコバ(革の断面)の仕上げをします。

2代目フィアットパンダキーレスリモコンカバーが完成しました。

 

六花のリネン糸すっかり気に入りました。通常使用は0.6㎜が今の目打ちのサイズとバランス良くピッタリ合っていますね。もう一つのサンプルが日本に届けばそちらとも比較して、手縫い糸の変更を進めていきたいと思います。ちなみに、このリネン糸のスプール、糸をキュッと挟み込む溝が付いていて便利です。

 


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