kumosha hand stitched leather note cover traveler note

真っ赤なトラベラーズノートカバーの制作とペンホルダーの使い方について

つかの間の晴れ間となりました。引き続きトラベラーズノートカバーの制作です。

トラベラーズノートカバー1型とは?

トラベラーズノート用のノートカバーです。植物タンニン鞣し革にラミー糸で手縫いを施したシンプルなつくり。太めのペンもしっかり収納できます。パスポートを差し込む事が出来ます。
ゴム紐つきで挟めるリフィルが増やせます。カバーのバインドも可能です。

真っ赤なトラベラーズノートカバー1型レギュラーサイズをつくる

今日はMさんからご依頼のトラベラーズノートカバー制作です。真っ赤なミネルバリスシオを白のリネン麻糸で手縫いします。

真っ赤なトラベラーズノートカバーが完成しました。


ペンホルダー部分の使い方を考える

トラベラーズノートカバーのペンホルダー部は上から下まで筒型構造を採用しています。これによりペンが飛び出ない為、カバン等に入れた時にペンが引っかからなかったり、ペンを差し込んだ時に差し込むペンのデザインによって、カバー全体の雰囲気を壊さないという良さもあります。ただ、差し込むペンが下端までしっかりと入るかと言ったらそうではありません。愛用しているLAMYのサファリ等は、奥まで挿しても8cmほど空きが出てしまいます。この空間を気にしないという考え方もあるんですが、ソフトなリスシオ革は使い込むと潰れたりしますので、どうにか活用できないか考えました。

何を入れようか?

仕事の合間に色々と試してみました。左から真鍮ホイッスル付きライト、チーク棒材、インドの筒型真鍮ケース、完全防水筒型真鍮ケース、ペンクリップ付きホイッスルです。

木の棒を詰めてみる

まず、単純に空間を塞ぐという意味で、棒つき手さげカバンの制作で余ったチークの棒材を詰めてみましたが、これって別に『活用』じゃないなと思い却下。

ホイッスルを入れてみる

旅の時に必要なものと考えたら、ホイッスルを思いつき、ペンクリップ付ホイッスルを入手しまして付けました。旅の防犯や、キャンプなどでの熊よけなどに良さそうです。

真鍮製のペンライトを入れてみる

そんな中、真鍮製のホイッスル付ペンライトを発見。真鍮の削り出しというのがポイント高い上、USB充電機能、強力マグネットが付いていて重宝しそうです。ペンホルダーの円周とほぼ同じなので、クリップが無くてもすっぽ抜けません。


真鍮製の筒型ピルケースを入れてみる

そして次に見つけたのは真鍮製の防水筒型ピルケース。このケースの中に薬等が入る結構しっかりとした作りのケースです。若干細いためすっぽ抜け防止の為スペーサーとして革を差し込むと良さげです。


インドの真鍮筒ケースを入れてみる

最後の最後に見つけたのがインドの真鍮筒型ケースです。防水でもなんでもないのですが、長さ的に丁度LAMYのサファリの換えインクリフィルが一本入ります!これはいざという時にかなり重宝しますね。

ただ、如何せん若干細身の為、トラベラーズノートカバーに装着する際は、先ほどのピルケースのようにスペーサーをかますなどしないとすっぽ抜けます。そんな時にちょうど良さそうなペンクリップを見つけまして、インドの真鍮ケースにはめると「パチン」と言って綺麗にくっつきました。残念ながらマットブラックな金属製クリップなので、雰囲気ある真鍮ではないんですが、何とかなりそうです。

スポッと綺麗に収まりました。若干長さがあるため、LAMYが押し出される形になりますが、押し出されても丁度カバーの上端の面に合う感じのジャストサイズです。粗削りな表面加工も素晴らしいケースに巡り合いました。


と言うわけで、使い方はあなた次第のトラベラーズノートカバー1型。もっとこんな使い方があるよ。という情報がありましたら是非教えて頂きたいです。

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