キャメルの耳つき肩かけカバンをつくる
昨日、今日とSさんからご依頼いただいた、耳つき肩かけカバンベルト付きをつくらせていただきました。
栃木レザーのキャメルを型紙にそって革包丁で切り抜きます。日本のタンナーさんを応援したいので使用していますが、栃木レザーはお世辞抜きで良い革です。そして本当にいい香りです。
切り抜いた本体の各パーツのコバ(切断面)をヘチマで磨き上げておきます。とても小さいパーツですが、手を抜かず3度磨きします。
まずはサイドの耳を付けましょう。赤のラミー糸で縫い付けていきます。キャメルに赤糸の組み合わせになります。
本体の穴あけと、くも舎の刻印などをして行きます。徐々にパーツが揃ってきました。
本体前面に小さなベルトループを縫いつけます。正面のメインベルトがここに入ります。
いよいよ本体と側面を縫い付けていきます。大変厚みのある革を使用しており、立体的に手縫いしていくとウマが使えなくなってきます。
そうするとウマから外して左手の指でギュッとはさみながら手縫いしていきます。かなりの力が必要です。
本体が縫い上がりました。次はかぶせの蓋を縫い付けましょう…。一気に縫い上がりました。
キャメル×赤糸の耳つき肩かけカバンが完成です!Sさんご依頼頂きましてありがとうございました。
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耳つき肩かけカバン
最上級のオイルドレザーを使用した横長の小さなバッグです。サイズは一般的な長財布や文庫本、携帯電話などが入る大きさです。カバンの側面には大きな耳がついていますので、長いベルトをつければショルダーバッグに、短いベルトをつければハンドバッグにもなります。
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