生成りのカメラストラップ2型をつくる

連日の事務作業で制作が出来ておりませんでしたが、今日はHさんからご依頼のカメラストラップ2型の制作に取り掛かりました。

カメラストラップ2型とは?

繊維が密で強靭なイタリア産のベルト用革(ブッテーロ)を使用することで、ストラップ自体の幅をスリムに。そして従来の金具による長さ調整ではなく、金具を使用せずに革の特性を利用しつつも強度のある調整法を採用して、カメラを傷つけません。また、吊金具の部分は内側にナイロンテープで補強しています。


生成りのブッテーロ

早速生成りのブッテーロ革からパーツ類を切り出していきます。パーツごとに厚みが違いますので、それぞれの厚みの革を用意します。メインとなるストラップの紐は漉き無しの元厚。しっかりとしたコシのある紐になります。

切り出した革パーツに刻印を打刻して、手縫いのための目打ちと穴あけを施します。こういった作業はいつもの工程です。

今回使用するのは白#07の六花リネン糸になります。生成り×白糸の組み合わせは素朴で普遍的なコンビネーションです。

縫いあがりました。肩当てパーツのコバ磨きを進めます。

他のパーツ類もコバを整えてあとは組み上げれば完成となります。つづきは明日。

梅雨入り前に

先週末は川越の友人と都幾川へ50ccツーリングをしました。私のベスパは50㏄。友人のカブは55㏄。自転車乗りの方には有名らしいですが、白石峠を非力な二台でチャレンジしました。整備後非常に調子のいいベスパは2速で何とか登り切り、堂平天文台へ。素晴らしい景色を眺めることが出来ました。

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自転車のワイヤーで応急処置して、山のてっぺんへ。どノーマルな50sでも登れました。予想外のトラブルからの達成感!

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