ミニマリスト財布1型プラスの試作

今日はKさんからご依頼のミニマリスト財布1型プラスの試作制作です。

ミニマリスト財布1型とは?

アルミブロックから1つずつ精密に削り出して作られた、Decadent Minimalist(デカデント・ミニマリスト)にコインポケットと札ポケットを拡張するユニット財布です。「いざという時に現金が必要」という方に。完全なキャッシュレスは難しい人のためのミニマルなお財布です。コインは999円。お札は2枚程度収納することが可能です。

制作過程

お札を10枚収納したいとのご希望がありまして、あれこれ考えて下記のような案を考えました。これは本来コインケースを入れるところにまでお札を入れて…というプランですが、試作するまでもなくホックの厚みを無視した構造なので、蓋側に10枚収納という方向に向かいます。1型の蓋側バージョン違いの方がコインを入れられますし、商品化するには良さそうです。

 

試作品の最終バージョンがこんな感じで仕上がりました。蓋にステッチが無く、丸みを帯びた形状が新鮮です。

 

ホックの厚み問題も概ねクリアしています。お札も10枚は余裕ですし、ステッチが無い分出し入れがしやすいですね。

黒いミニマリスト財布1型プラスベータ版が完成しました

これらの写真はお札10枚収納を想定した厚みの革(4mm)を入れ、コインを6枚ほど入れた状態で撮影しました。1型に比べれば厚みが1.5倍増しになりますが、これはこれで有りですので商品化したいと思います。

 

こんな感じに経年変化します

私の私物(左)ですが、もうすぐ一年のミニマリスト財布(黒革)との比較をしてみたいと思います。ステッチは35灰なので41銀鼠と比べると色が濃いですが、革は同じイタリアンハードの黒です。DM1は4カードと合わせて使用しています。新品のイタリアンハードは銀面(革の表面)がやや艶消しですが、1日使えば表面の凸凹が減ってすぐに艶が現れてきます。ワックスやオイルは不要です。ハリを保ったまま艶が増してよく馴染んでいます。

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