ヌメ革の手縫いトートバッグつくっています

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春は卒業と入学の季節。別れとスタートが入り混じるいい季節ですね。昨日は息子の小学校の卒業式でした。生徒の中でも小さい方なので制服はブカブカでしたが、背筋をピンと伸ばして卒業証書を受け取る息子を見て、思わず涙ぐんでしまいました。天気も何とか持ってとても良い卒業式になりました。

さて、今日は引き続きSさんのトートバッグ2型の制作です。今日はパーツ類の仕上げをいたしました。まずは持手から。ベルト状に切り出した栃木レザーに目打ちして、茶色のラミー糸(麻糸)でクルリと筒状に手縫いしていきます。ある程度縫い進んだら、馬に架けてテキパキと縫い上げていきます。
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二本縫い上がったら、合わせ目のコバ(革の断面)を革包丁で均します。で、この均し方は絶対に真似しないでくださいね。ザックリと怪我します! …どうやらレザークラフトをされている方が読まれているようですので、念のため…
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均し終わったら、ヘリ落とししてコバ(革の断面)の断面をカマボコ状にしまして、番手の低い紙やすりで削り、ヘチマで磨き、さらに番手を上げながら段々と滑らかなコバ(革の断面)にしていきます。
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持手の仕上げが終わったら、次なるパーツ仕上げへ。ハンカチーフホルダーをつくります。特長のバッテンをカットしてからコバ(革の断面)を磨き仕上げます。


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トートバッグ2型の標準装備であるベルトをつくります。細長いベルトをサイズに合わせて穴あけ、カットを施し、コバ(革の断面)磨きを軽くかけます。革の摩擦によってベルトを留める方式のため、磨き過ぎると滑ってベルトの役割を果たさなくなってしまうからです。適度な磨きにしておきます。
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パーツ類の仕上げが完了しました。明日は本体の方に取り掛かります。
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