秋も深まってまいりました。朝晩は冷え込みますので、そろそろコタツを引っ張り出すことに…
さて、今日はブックカバー1型文庫サイズの制作です。
ブックカバー1型文庫サイズとは
文庫本用ブックカバーです。植物タンニン鞣し革に麻糸で手縫いを施したシンプルなつくりです。本の厚みにあわせて調整可能です。
生成りのブックカバー1型をつくる
ブックカバーの材料となるのは、イタリアのミネルバリスシオです。色はボーネ(生成り)になります。型紙からケガキ線を入れてこれから革を切り出します。
革をフリーハンドで真っすぐ切ります。しっかりと研いだ革包丁は気持ちいいくらい切れます。
今日はYさんとNさんの御依頼分、2枚のパーツを切り出します。ロゴをしっかりプレスします。
今回使用するのは、ロウ引きリネン麻糸『六花』の31番(江戸紫)と21番(薄藍)をそれぞれ使用します。
おなじみのループ縫いで袖の部分を仕上げていきます。
生成りのブックカバー1型が完成しました
ちなみに、リスシオは素晴らしい経年変化が楽しめます。
使い始めは革の弾力でふんわりした仕上がりになっていますが、使っていくうちに革が馴染んで本にフィットしていきます。また、革の色も艶のあるあめ色になります。
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