11月いっぱいでトートバッグ(並)改めトートバッグ業務用をリニューアルすることにしました。手軽なトートバッグの業務型が新しくなって帰ってきました。改良したところは強度向上に関する下記のとおりです。
・持手の付け根のステッチ変更と、補強革で強度を向上しました。
・底部分の割縫いを二重の縁縫いにして強度を向上しました。
栃木レザーのヌメ革を薄く漉いた時にのみ出来る、芯通し(革の内部まで染色)染料仕上げの床ベロアをトートバッグの本体で使用。そして厚みも1.8mm以上の厚手です。その床ベロアに、銀面(革の表面)付きの栃木レザーのヌメ革を持ち手として使用したシンプルなトートバッグです。床ベロアは通常の革に比べて傷や汚れが目立ちにくく、まさに業務用のトートバッグにうってつけです。
黒の床ベロアをカットします。ロットによって色の濃さが若干異なります。今回の黒は少々薄くて光の当たり具合では灰に見えます。
本体と内ポケットは1960年台に活躍したジャノメ763型の足踏みミシンで丁寧に縫い上げたあと、持ち手の付け根とトートバッグの口の合わせ目を麻のラミー糸でしっかり手縫いで補強しています。また、マチの強度が必要なところにはカシメを打って補強しています。
どうもミシンの釜のタイミングが少しだけ狂ったようです。すぐに直せるのが機械式ミシンのいいところですね!
夜中にトートバッグ業務用が完成しました!
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