新年度が始まって、色々と私事でバタバタしています。年齢的にどうしても色々な役を引き受けることも多いですね。41歳は後厄。厄年って役年とも言うと誰かから聞いたことがあります。
少し公開が遅くなってしまいましたが、Aさんの青ひげ改を作りましたのでレポートです。
青ひげ改とは?
青ひげ改はキャンバススニーカーの定番『青ひげ』の弱点①かかと部分の破れ②ベロ部分の落ち込みを補うべく、革パーツで使い勝手や補強を施したスペシャル版『青ひげ』です。
生成りの青ひげ
さっそく青ひげを2足準備します。新品の青ひげを何足も見てきましたが、検品すると意外と不具合が見つかります。さっそく一足はベロの部分に汚れが見つかりましたので返品です。せっかく生成りと紺の補強パーツを準備したのですが、今回は1足のみ制作します。
生成りのパーツを白のラミー糸で手縫いしていきます。こちらはベロの落ち込みを防ぐループです。
カカトパーツはしっかりとカカトの球体のくぼみにフィットさせます。カカト部分がしっかりと補強されるのと、脱ぎ履きのしやすさや、履き心地が良くなります。
生成パーツの青ひげ改が完成しました。
トートバッグ業務型のお直し
トートバッグ業務型の最初期型をお使いのSさんからお直し依頼がありましたので、早速修理しました。
現品を検品しますと、内ポケットが本体と持手をつなぐ縫い目のところから裂けてしまっています。これは初期型のつくりに原因するトラブルで、内ポケットが持手の縫い糸部分だけで固定されているために起こります。モノを出し入れしている際に指がポケットに引っかかるなどした時、付根に負担がかかるからです。最終版ではこの固定問題を解決する改良がおこなわれています。
早速パーツ類を分解します。手縫いなので分解は簡単です。新しい内ポケットを準備します。色がだいぶ違いますが、使用していくうちにすぐに起毛して色が揃ってきます。
しっかりと補強パーツを付けて、持手と一緒に手縫いします。
内ポケットと補強パーツが縫い上がりました。内ポケットと補強パーツは縫い目の保護の役割もありますが、しっかりと貼り付けることで点ではなく面で支えることになり、強度が格段にアップします。お直し無事終了しました。
雨多いですね
先日地元の公園でフランス車の集まりがありまして、舎用車のパンダ30でお邪魔してきました。もちろんイタリア車なのでひっそりと…。あいにくの雨だったんですが、午後からは徐々に回復してきたので近所の古墳へ。
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