今日は以前おつくりした長財布1型のお直しをいたしました。こんな感じで味のある飴色の長財布ですが…
このお財布はちょうど4年前におつくりした長財布で、使用革の切り替えを始めたばかりのころにご注文頂いた、思い出深い長財布になります。まっさらで新しい生成りのイタリアンハードに赤ステッチしたものです。こちらが当時の制作過程です。
長財布1型とは?
カードが6枚に、お札入が2か所のシンプルな手縫の長財布です。
制作過程
長財布1型の初期型です。折れ曲がる部分も飾りステッチが入っています。ここに施したラミー糸がほつれてしまいました。改めて4年ぶりに観察してみると糸も製法も少しずつ違って面白いです。
すべてのステッチを解いてパーツをばらします。ばらしたら少々荒れてしまったコバ(革の断面)を磨きます。
4年前に使用していたラミー糸ではなく、現在使用している六花リネン糸でステッチを入れていきます。
四方を縫い上げたら、革の合わせ目のコバ(革の断面)を紙やすりで綺麗に均してからコバ磨きを行います。
生成りの長財布1型のお直しが完了しました
これからもご愛用頂けると嬉しいです。
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