昨日の続きを
少し公開が遅く成りましたが、昨日Kさんの長財布1型が完成しました。
前回までの過程はこちらです。
早速カード挿し部分から手縫いしていきます。長財布のポケット部分の縁は、補強ため、極薄の豚革を挟み込んでいます。見えないところですが、負荷のかかる部分ですのでしっかり縫います。
各パーツが揃ったら表の革と一緒に四方をぐるりと縫い付けていきます。しっかりと繊維の詰まった革で、針とおしの抵抗が凄いですね。見た目軽やかな革なんですが、思ったより重量感があります。オイルをたっぷりと含ませた革だからでしょうね。
四方を縫い上げました。生成りの革に白いラミー糸。シンプルでとても自然な組合せです。
縫い上がったらここからコバ磨きの作業です。どうしても革同士の合わせ目がズレますので、革包丁で綺麗に均します。いつもの注意ですが、決してこの革包丁のつかい方を真似しないでください。革包丁で削り終えたら、やすり掛け→ヘチマ磨きと繰り返してコバ(革の断面)を滑らかにしていきます。
Kさんの長財布が完成しました。※画像はすべてクリックすると大きく開きます。
前回制作したブッテーロと比べて、マットでしっとりとした感触に仕上がりました。使っていくうちにどのように変化していくのか、こちらも楽しみな革です。
この商品は購入いただけます。
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