ヌメ革の手縫い長財布をつくる

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昨日は久々の雪予報でしたが、どうやら降らなそうと判断しまして、浅草橋まで行ってきました。結局朝から夕方まで雨は降ることなく、無事用事を済ませることができました。

いつも停まってるミニ

@fiatrusticaが投稿した写真 –

こげ茶×茶の長財布

さて、今日はSさんからご依頼の長財布1型の制作をしましたのでレポートいたします。表面の革はこげ茶をご希望頂きました。栃木レザー製のヌメ革を型紙に合わせてカットしまして、作業中の思わぬ汚れなどから革を守るためにクリームを塗布しておきます。30分ほどでオイルが浸透して元の状態に戻ります。
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ポケット類のパーツも切り出して、くも舎のロゴマークを打刻します。内側の革は赤茶です。なかなか面白い組合せです。
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縫い上げる前にコバ(革の断面)を先に磨けるところは磨いておきます。薄いパーツでもしっかりと磨きます。いつもの通りヤスリ掛け→ヘチマ磨き→やすり掛け…を繰り返していきます。
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ポケット部分のコバ(革の断面)が仕上がったら、ポケットパーツをつくっていきます。薄いポケットの縁を補強するための極薄でも強力な豚革を挟み込みます。この補強のおかげで中央の縫い目が持ち上がり、カードの出し入れも少し良くなります。
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さて、パーツが仕上がりました。あとは表革と縫い合わせるだけです。今回は茶のラミー糸(麻糸の一種です)で外周をぐるりと縫い上げていきます。

早速縫いましょう。ラミー糸は麻の一種の苧麻を使用した天然の糸です。少し光沢があるのですが、こげ茶とマッチして高級感がありますね。
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外周縫い上がりました!今日はここまでです。明日はコバ(革の断面)の仕上げをして、撮影後発送いたします。
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この商品は購入いただけます。

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