ヌメ革の手縫い長財布ができました

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一昨日から制作に取り掛かりました、Iさんの長財布1型です。
前回の制作過程は下記をご覧ください。

全部生成りの長財布

さて、Iさんのヌメ革の長財布なのですが、すべて生成り。糸まで薄茶。←要は生成りということで、素のヌメ革が楽しめるお財布になります。

切り出したパーツ類の下準備です。コバ(革の断面)を綺麗に磨き上げておきます。薄いパーツも漏れなく磨きます。コバ(革の断面)を磨き終わったら、床(革の裏面)面の磨きです。フ糊とガラス板で磨きます。生成りのヌメ革は汚れやシミが付きやすく、作業中はとても気を使います。

パーツ類仕上がりました!これから一気に手縫いの準備作業です。
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作業が大変で写真を端折ってますが、カードポケット部分の制作です。いつもの写真ですが、ポケット中央部の力がかかる部分に極薄の豚革のパッチを当てています。
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薄茶の麻糸でカードポケット部分を手縫いしていきます。これでパーツが全部で3つになりました。

ぐるりと四方を手縫いしていきます。手縫いでひと目ずつ縫い上げていくのは時間がかかります。縫い目が整っているか常にチェックしながら、糸を引くテンションを意識しながら縫っています。
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縫い上がりました!あとはコバ(革の断面)磨きだけですね!あと一息です。
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まずは合わせた革のコバ(革の断面)を革包丁で整えてから、ヘリを落とし、やすり掛けとヘチマ磨きを繰り返してコバ(革の断面)を仕上げていきます。

すべて生成りのヌメ革長財布の完成です。

生成りのヌメ革は使い込むほどに飴色に変化していきます。どんなふうに経年変化していくのか、とても楽しみなお財布です。
小さな画像もクリックすると大きく開きます。
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