紺ヌメ革の手縫い長財布をつくる

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雨降るんだか降らないんだか良く判らない天気でした。昨日まで履き物系を中心に進めていましたが、今日からAさんからご依頼の長財布をおつくりしました。ちょっと制作開始が遅れてしまったので久々の残業になってしまいました。それでは早速制作過程のレポートです!

紺×赤の長財布をつくる

紺色の栃木レザーを型紙に合わせてカットします。革包丁は研ぎたてで切れ味抜群です。気持ち良いくらいスパッと切れますよ。
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組み上げる前にくも舎のロゴ打刻をしておきます。各パーツごとにコバ(革の断面)磨きをしておきます。
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カード入れパーツの制作です。一番力のかかる部分であり、一番薄いパーツでもあるポケットの縁には薄い豚革の補強を入れております。そして赤いラミー糸で縫い上げていきます。ラミー糸とは麻糸の一種で『苧麻』からつくられる糸です。強くて艶がある自然な糸です。

各パーツが揃ったら四方をぐるりと手縫いしていきます。こちらも赤いラミー糸です。ポケットの縁などは2重にループさせて縫っています。
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とりあえず縫い上がりました!ここまでくればあと少しです。
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コバ(革の断面)の仕上げ作業を開始します。まずは革包丁でコバ(革の断面)の合わせ目の段差を均します。均してからやすり掛けとヘチマ磨きを繰り返して徐々に滑らかに仕上げていきます。もちろんやすり掛けは番手を少しずつ上げながらやりますので、なかなか手間がかかります。

紺×赤のヌメ革の長財布1型完成しました! 明日検品してから発送したいと思います。大変お待たせいたしました!
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画像はクリックすると大きく開きます。
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この商品は購入いただけます。

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