紺×飴色の長財布2型をつくる

年末になり、業務もたて込んでまいりました。お待たせしている方々には申し訳ありませんが、少しずつでも確実に進めておりますので今しばらくお待ちください。
さて、今日はNさんの長財布2型をおつくりしてましたので、レポートしたいと思います。

革の切出し

Nさんからのご指定が、外側が紺色、内側が飴色との事ですので、イタリアのバケッタ製法で作られたミネルバリスシオを切り出します。紺色は黒に近い色ですが、光の当たり具合で青みが出る面白い色です。芯までしっかり色が入っています。

しっかり研いだ革包丁でスーッと切り出します。リスシオはオイルを多く含み、繊維も密ですので、しっとりとして切りにくい革ですが、気持ちよく刃が入っていきます。

大雑把に革のカットが終わりました。

コバの仕上げ

切り出したパーツ類のコバ(革の断面)をしておきます。メインの紺の革には、新型プレス機でくも舎のロゴを刻印します。プレス機と言っても2,000円くらいの木工用万力ですが…。しかしこれが綺麗に刻印できるんです。

カードポケットをつくる

コバを仕上げたパーツを組んでカードポケットをつくります。このパーツは長財布1型と同じ型紙から出しています。カードポケットの縁の部分には補強の豚革をサンドします。この補強があることで力のかかる縁の部分を強化し、さらに縫い目をかさ上げすることでカードの出し入れを少しだけ容易にします。

カードポケットの中央部分を灰のラミー糸で手縫いしていきます。ラミー糸は麻の一種の苧麻の繊維から出来た、光沢があって強い糸になります。

パーツ類の下準備をどんどん進めていきます。

残すところすべてのパーツを組み上げるのみになりました。明日完成予定です!

この商品は購入いただけます。

たまにはベスパにも乗らなくては、と言うことでちょっとした外出にベスパで出かけることに。風にあおられながらも完全防寒で軽快に走ってきました。やっぱりベスパは気持ちいい!

ええ、カブの風防ですとも。

Tetsuya Ishiharaさん(@fiatrustica)が投稿した写真 –

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