昨日から、Мさんの黒いトートバッグ業務型を制作しております。
持手を手縫で縫付ける
持手はラミー糸で手縫いして本体に縫い付けます。どうしてもこういう力のかかる部分は手縫いで仕上げたくなります。ほつれた場合でも手縫いなら簡単に修理できます。
なんだか品のある業務型が出来ました
手縫が終わって検品して問題ありませんでしたので、黒いシュリンクレザーのトートバッグ業務型が完成しました。クローム鞣しのシュリンクレザーは柔らかくて癖があり、コバは磨かず切りっぱなし。いつもの植物タンニン鞣しの革とはまったく別の素材です。しかしながら、生活していくうえでの防水。防傷、防汚をクリアして、柔らかくて軽い革と言うのも『業務用』と考えれば良い素材ですね。
『業務用』と言ってる割には、シュリンクレザーの全体的に入ったシボが醸し出す品があります。だれも業務用バッグだとは思わないかもしれません。と言うことで、ちょっと調子に乗って黒いものを集めて撮影してみました。
革の厚みの割にクタッとしていて自立はしません。業務型は待ちの部分が柔らかく内側に折れて、三角形になるんですが、シュリンクレザーになってもおなじみのシルエットになります。
ストップしていたトートバッグ業務型、リニューアルして復活しようかと思っています。
Mさんありがとうございました。
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