BRAUN AW24の革ベルトについて

台風が過ぎ去って再び30℃越えの夏日となった北埼玉です。数日は事務作業などに追われておりました。
以前から取りかからねばと考えていました腕時計の革ベルトについてお話しします。

腕時計の話

突然何のこと?という方もいるかもしれません。2014年に創業してから一度も話題にしていなかった腕時計のお話なのです。
個人的にアクセサリーが苦手と言うのもありまして、腕時計・ネックレス・うで輪、最近では指輪※も付けておりません。
※指輪は結婚指輪で結婚した26歳からつけていたものです。40代になり指が太くなってしまった為、指を曲げるとうっ血するようになってしまいました。そこで近隣の消防署にて指輪のカットをしてもらい、今日に至ります。
…前置きはそれくらいにして、それくらいアクセサリーを苦手としている私でしたが、携帯電話がスマートフォンに代わるまでは、サラリーマンの私もスーツに腕時計をしていました。

懐かしのBRAUN AW24

先日身の回りの整理をしていましたら、すっかり電池が切れて止まっていた腕時計を発見しました。それがトップの画像にもあります、BRAUNと言うメーカーのAW24 GMTというモデルの腕時計です。

BRAUNとは言わずと知れたドイツの髭剃りメーカーなんですが、シンプルで無駄のない、プロダクトデザインを纏った家電を数多く生み出しています。

で、BRAUNの時計も素晴らしいデザインで、ピーター・ハルトヴェインという方がデザインしたAW24は、黒い文字盤には控えめな数字とシルバーの針。秒針は黄色で、青針は24時間時計になっていて、時差のある場合でもすぐに時間がわかるようになっています。赤マークの横には日付が表示されています。購入したのが確か長男が生まれるちょっと前くらい2004年くらい?でしたが、あれから約15年経った今見ても惚れ惚れするデザインです。

腕時計してみたくなったけど…

思いがけない再開にすっかり感動した私は、早速腕時計を付けて見たくなりましたが、案の定15年経過すると革ベルトがいけません。表面の革とベルトのベースが完全に剥離しています。BRAUNのデザイン哲学からすると、2枚革を縫い付けるステッチさえも無駄だったのかもしれません。

と言うわけで、手元にある黒革でBRAUNのAW24用ベルトを再現することにしました。

※2021年BRAUN AWシリーズ用の替えベルトを再デザインして販売開始しました。詳細はこちらへ

BRAUN AW24 の革ベルトを再デザインしました

Dバックルなるものを知る

最初は普通の革ベルトを作ろうかと思ったんですが、父が昔付けていたような金属ベルトによくある折り畳みのバックル。あれが革ベルトにも付けられる事が分りました。『Dバックル』と言うらしいです。しつこいようですが、私は腕時計にこだわりが余りなかったため全く知りませんでした。
これの何が素晴らしいかと言いますと、革ベルトを楽しみながら、ベルトの革を痛めない上、時計を落とす心配が無いという事です。早速色々と調べてDバックルなるものを取り寄せました。今現在ドイツからまだ届いていませんが、BRAUNの純正Dバックルも有るんですね。
下の写真ですが、左にあるのがフランスの時計ベルトメーカー『カミーユ・フォルネ』のDバックル。右は無名メーカーのDバックルです。機構としては同じですが、デザインは全く違います。使い方はカンタンで、元々付いていたベルトのバックル部分を取り外し、代わりにDバックルを付けるだけです。

実際に新しい革ベルトに取り付けてみました。おおー。革ベルトなのにまるで金属ベルトのようです。

 

完全に閉めた状態を横から見てみますと、厚みが2.5mmくらい違います。『カミーユ・フォルネ』のDバックルはデザインがフラットでシンプル。BRAUNの時計にはこちらの方が良く合うようです。

BRAUN AW24用の革ベルト制作完了です

今回は試作となりましたので、一部ステッチが入っておりますが、これはこれで気に入りました。バックルはカミーユ・フォルネで良さそうです。AW24だけでなく同じサイズのAW10 AW12 AW15 AW20 AW21 AW22にも使えそうです。近日中に製品化しようかと思っております。

 

 

今何してる?

さて、時計の話はそれくらいで切り上げまして、『今何してる?』のコーナーです。
青ひげ改はキャンバススニーカーの定番『青ひげ』の弱点①かかと部分の破れ②ベロ部分の落ち込みを補うべく、革パーツで使い勝手や補強を施したスペシャル版『青ひげ』です。
青ひげ改開発のお話はこちら

青ひげ改をつくる

生成パーツの青ひげ改を制作します。本当にこれまで何足の青ひげを見て来たかわかりません。しかし、いつ見ても飽きのこない優秀なデザインです。ベロに靴紐用のベルトループを縫い付けます。これはベロの落ち込みを防ぐ役割があります。仕様している糸は白リネン麻糸になります。カカトパーツは踵部の補強に有効ですし、デザイン上のアクセントになっています。

 

青ひげ改『生成り』の完成です。

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