今朝は本当に寒くて車のフロントガラスが完全に凍ってしまいました。先日春の兆しを感じたばかりなのに、まだまだ寒くなるんですね…。本日はKさんからご依頼の黒ひげ改の制作となりました。
黒ひげ改とは?
黒ひげ改は特別バージョンの青ひげ改です。名前は「黒ひげ改」。ソールの裏まで真っ黒な青ひげに黒のヌメ革パーツでカスタマイズしました。履きこむほどに革に艶が出てエイジングしていきます。
黒ひげ改をつくる
青ひげのブラッククロームにイタリアンソフトのネロ(黒)革をあわせます。ベロとかかと部分に六花リネン糸の黒で手縫いすると、黒ひげ改野完成となります。
行田について
埼玉県行田市を知っていますか?のぼうの城や陸王で舞台になった所です。が、今日は映画やドラマの話ではありません。制作室からほど近くに「さきたま古墳群」があります。関東でも屈指の古墳群で、稲荷山古墳から鉄剣が出たことはあまりにも有名(埼玉県民だけ?)です。
そんな古代のパワースポットにあやかって、今年から初詣は行田の前玉神社(さきたまじんじゃ)に行くことにしました。今まで行っていた鴻巣市の鴻神社は年々参拝者が増えたことに加え、駐車場が大変だったのも理由のひとつ。と言うわけで、さきたま古墳群に行ったわけですが、お祈りを済ませて境内の広場に出た時のこと、ふと目を引く建物がありました。
窓や扉の作りが妙に凝って居ます。ガラスの柄も今では見かけない感じです。
建物に看板らしき形跡がありました。GYODAまでは判読できるのですが、その下が剥がれてしまって読めません。
とても気になったので社務所の方に訪ねた所『考古館』という名前の建物のようです。その昔、出土した埴輪や土器を展示していたそうですが、今は閉館して物置になっているとのことです。もう少し当時の様子を偲ばせる資料は無いものかとネットで調べましたが、詳しいことはよくわかりません。
旧・市立さきたま考古館は、昭和34年(1959)4月に前玉神社(さきたまじんじゃ)の境内に開設され、旧埼玉村(現行田市埼玉・渡柳・利田・野)出土の遺物や個人によって表採された考古遺物の収集・保管・展示を行っていました。
収蔵資料は個人による採集資料がほとんどで、縄文土器や土師器(はじき)、須恵器(すえき)、埴輪(はにわ)、瓦等280点以上に上ります。
昭和63年(1988)、行田市郷土博物館の開設に伴って廃館となり、同館の収蔵資料は郷土博物館に移管されました。
建物もとても魅力的なのに勿体ないなぁと思うばかり。結構行田という街はオヤ?と思う文化財がたくさん有る割に、見せ方とか保存の仕方がまだ発展途上のようです。魅力的な街なので頑張ってもらいたいものです。
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