トートバッグ業務型SLをつくる

昨日からは前回とは違うHさんからご依頼いただいたトートバッグ業務型SLの制作でした。

トートバッグ業務型SLとは?

トートバッグ業務型SLは、タフな扱いにも耐えられるよう、水・汚れ・傷に強くて柔らかい、クローム鞣しのシボ革を使用したシンプルなトートバッグです。沢山の道具を放り込めるようマチも大きく、B4ファイルが横にすっぽり入る大きさになっています。

制作過程

モチモチした黒いシボ革をカットして持手やカバン本体、内ポケットなどのパーツを作っていきます。カバン本体は持ち手の付け根とマチの底と縁の部分のみ手縫いで、後は古いジャノメの職業用ミシンで縫い上げています。底の部分は二重縫いです。

マチの底部分は六花リネン糸で手縫いしています。すべてを縫い上げたら革を裏返しますとカバン本体の出来上がります。

後は持ち手を縫い付ければ完成となります。

 

黒いトートバッグ業務型SLが完成しました

使い込まれて味わいのある風情。ところどころ銀面(革の表面)が擦れている部分もあります。それもまた業務用として使っていただいた証です。赤いステッチもさりげなくて合っていますね。

クローム鞣し革のエイジング

前回のブログでも記載しましたが、同じく5年経過したトートバッグ業務型SL。革のクタっとした感じが増して、エイジングしにくいと言われているクローム鞣し革も悪くありませんね。ぜひ長く使っていただきたいです。

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