ラージベスパ用のダブルシートカバーを試作しました

先日レストア作業で作ったチェタックのサドルシートですが、シボ革端切れの最終試作段階でストップしておいてよかったです。
タンデムする妻から大変不評でして…やはりスモールベスパで座り慣れたダブルシートに変更することにしました。

チェタックのレストア作業 その6

ラージベスパのダブルシートフレームを探す

ダブルシートのベスパスプリント。このイメージにするためにシートを作ってみようと思います。

ラージベスパのダブルシートフレームが中古で出ていたらサビていようが再生して使おうと思っていました。探すも探すも見つからず。これだといくら待っても作れません。残念ですが時間切れ。仕方なく新品のシートフレームを購入したので革を張り替えます。

床革で試作

シートフレームにスポンジを乗せて採寸。大まかな型紙を作って床革で試作します。縫い目は荒く6mmピッチ。外縫いで回りの枠を縫います。なんだか抹茶チョコレートみたいです。

座面を縫ってシートフレームにかぶせてサイズ感のチェック。型紙に変更点をフィードバックします。ぴっちり引きながらクリップ留めして座面の張りなども確認します。大きなシワも無く、良い感じにふっくらしたシートが出来そうです。

最終試作は業務型のシボ革端切れで作ります

型紙修正が終わったので最終試作段階として、トートバッグ業務型用の国産シボ革の端切れで作ってみます。トートバッグ業務型ではまず使用できないシボの無いところや、傷跡、ベリー(腹部)の繊維が伸び切ってしまったところなどが含まれますが、何とか座面は一枚革で行けそうです。まあ、あくまでも試作品なので良しとしましょう。

サドルシートの時と同じく、内縫いパイピングで作ります。ちょっと気になるところがありましたので、通常とは違う制作手順で作ります。まずは座面を作ってからシートフレームかぶせ、側面のサイズの確認と、気になっていたテール部分の跳ね上がりをチェックしました。

底面はジャノメの763で縫いましたが、本番では手縫いにしようかと思っています。カバーを再びかぶせて、シートの留め金具でぴっちりとシワの無いよう張り込みます。

 

タンデムベルトいつでも作れますので、今回作っていません。シートフレームについていたものを流用。大きな革の傷がちょうどベルトに隠れました。他の傷は出ちゃってますが…

ラージベスパのダブルシート最終試作版が完成しました

端切れの牛シボ革でフカフカなシートが出来ました。型紙も問題なさそうです。近くで見るとよくわかりますが、ところどころ傷だらけですし、ベルト付近の右側はシボがありません。はやくチェタックに取り付けたいですがあいにくの雨。撮影は日曜日に持ち越しです。

 

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