いっぺんに制作できず細切れですが、膨大な事務作業の後、Oさんからご依頼頂いていた青ひげ改の制作と、Tさん、Mさんからご依頼のトートバッグ業務型SLを制作いたしました。
青ひげ改とは?
青ひげ改はキャンバススニーカーの定番『青ひげ』の弱点①かかと部分の破れ②ベロ部分の落ち込みを補うべく、革パーツで使い勝手や補強を施したスペシャル版『青ひげ』です。
青ひげ改開発のお話はこちら
制作過程
今回制作するのも定番の青ひげ改に生成り革パーツを縫い付けたものになります。何もしない状態は踵部分が特に補強されていない事がわかります。
ベロに付けるベルトループを縫い付けて、かかとパーツを縫い上げれば完成となります。仕様糸は六花リネン糸の白になります。すべて手縫いで縫い付けます。
インナーのクッションを入れれば完成となります。
青ひげ改の洗い方
白いキャンバススニーカー全般に言えることですが、普通に水洗いすると乾いたときに黄ばみます。青ひげ改も水洗いする際は下記の洗い方を参照の上、洗っていただくと黄ばみを抑えたクリーニングが可能ですよ。
トートバッグ業務型SLをつくる
トートバッグ業務型SLは、タフな扱いにも耐えられるよう、水・汚れ・傷に強くて柔らかい、クローム鞣しのシボ革を使用したシンプルなトートバッグです。沢山の道具を放り込めるようマチも大きく、B4ファイルが横にすっぽり入る大きさになっています。
制作過程
前半は青ひげ改の制作でしたが、後半はトートバッグ業務型SLの制作となります。
モチモチした黒いシボ革をカットして持手やカバン本体、内ポケットなどのパーツを作っていきます。2つのトートバッグ業務型のご依頼がありますので一気に2つ分、4本の持ち手を制作します。業務型は一部分を除いて古いジャノメのミシンで縫っております。
持手が完成しましたので内ポケット類の制作に取り掛かります。トートバッグ業務型SL2つ分のパーツ関係の制作は完了しました。あとは本体部分の制作を残すのみです。
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