自分の体調が回復したと思ったら子供たちが体調不良でダウン…。子どもたちを病院などに連れて行く日々を過ごしていました。一日って短いですね…
昨日今日と、Aさんのトートバッグ2型進めています。
トートバッグのパーツを整える
内ポケットのパーツを革包丁で切り出していきます。同じパーツの2つ用意します。
パーツ同士をクロスステッチで縫いあわせて行きます。内ポケットの本体になります。
ちょっと訳あって見せられないんですが、今回Aさんからの希望で内ポケットの内側に刺繍を施したワッペンを取り付けます。もちろんワッペンの刺繍も私の手作りです。
ワッペンを付け終わったら内ポケットの側面を縫ってポケットの形にしていきます。ポケットの中にいろんな厚さのものを入れられるように、ベースボールステッチで縫っていきます。縫い目自身がヒンジのように稼働しますので、薄くたたんだり、厚物の時は開いたりと可動します。
ペットボトルホルダーの試験
これまたAさんからの希望オプションでペットボトルホルダーを作ることになりました。まずは同じ栃木レザーの端切れで実験実験。
楕円型に穴をあけて革の弾力を利用してペットボトルのキャップを通して引っ掛ける単純な方式です。これだと出っ張り部分が無いので革の方に劣化が出にくいです。最初は硬くてコシのある革も使っていく内に柔らかくなっていきますから、そういうことも想像しながらつくります。
さあ、相当端折りましたがパーツ類完成です。いよいよ本体の準備をします。
本体の準備
大きな栃木レザーの半裁から一番綺麗な部分を選んで切り出します。トートバッグの大なので相当面積があります。トートバッグ2型の本体は継ぎ接ぎ無しの1枚革です。
本体にもオイルワックスを塗布して表面を保護します。とても大きい革なのでかなりのオイルワックスを消費します。
オイルワックスが浸透して落ち着いたらトートバッグの形に切り出していきます。あらかじめ引いておいたケガキ線に沿ってフリーハンドでまっすぐ切っていきます。
切り出し終わりました。厚みのある本当にいい革ですね~…
切り出し終わったらコバ(切断面)磨きのための下準備で、ヘリ落としで表面、裏面ともに角を落とします。
コバ(切断面)磨き開始。ヘチマとワックス、サンドペーパーで、磨きと削りを繰り返して表面を綺麗に整えていきます。
今日はここまで。明日はパーツを本体に縫い付けていきます。
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トートバッグ2型
くも舎のトートバッグがより洗練されてリニューアルされました。厚手の栃木レザー一枚革と麻糸だけを手縫いでつくったシンプルで可愛らしいトートバッグです。
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