先日から制作している生成りのブッテーロでつくる手さげカバンの途中経過です。
これまでの過程はこちらからどうぞ。
色々と縫い始める
内側のポケット部分を最初に下準備しておきます。くも舎の刻印をしたベルト状の革を間仕切りに縫い付けます。ブッテーロは繊維が非常に緻密な革で、1mm位の厚さでもしっかりとしたコシがあります。
カバンの底と側面のパーツを手縫いでつないでしっかりと目打ちしておきます。
縫ってしまうと磨けなくなってしまうコバ(革の断面)は先に磨いておきます。ヤスリ掛け、ヘチマ磨きを繰り返して滑らかに仕上げていきます。
持手の輪っか?と言えばよいでしょうか。天然木の棒が入るところを白のラミー糸で縫い上げていきます。
縫い上がったところで一旦棒を差し込んで、しっかりと穴を広げて馴染ませます。この時点で完成イメージに近づいてきた感じがします。
各パーツが揃いました。これからカバン本体の手縫いが始まります。試作はしたもののやはり初めてつくる大物かばんは、あれもしたいこれもしたいとアイデアの試行錯誤が伴って、結構時間が掛かっちゃいますね。それでも最終的にはシンプルな構造に落ち着くものです。
考え事は車の中で
今回の手さげカバンでは、大まかな形はしっかりとしたイメージがつかめているものの、ディテールの部分でああでもないこうでもないと考えを巡らせる事が多いです。そんな時は我が相棒のフィアットパンダでちょっと外出して、いつものノンビリポイントへ。後部座席でコーヒーを飲みながらボーっとしてると色々と面白い事が浮かぶ事が多いです。田舎なので気の利いた喫茶店が無いもので…。でもそこら辺の喫茶店よりも居心地良いです。
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