2018年を最後に製造をストップしていた、歩くためのワラーチを2021年復活させることになりました。ただ、そのままの仕様での復活ではなく、数々の改良点を加えてより履きやすく、洗練されたデザインで帰ってきます。そこで販売前で仕様も固まっていない部分もありますが、本日ブログにてお披露目することにしました。
新ワラーチができるまで
紐の見直しや紐の通し方など何足も制作しました。久しぶりのワラーチ制作とても楽しい時間でした。そして今年は制作時に発生する粉塵や、有機溶剤から体を守るためのドラフトを設置。今年はワラーチに本気です。
こちらはパラコードを使った黒革バージョンの試作です。ひもの通し方など、だいぶ完成形に近づいてきました。
最終的に納得のいく仕様に仕上がったバージョンです。
新しいワラーチは何が変わったのか
ワラーチ(2018)バージョンと新ワラーチ(2021)を並べてみましょう。違いが判りますか?
まず変更点は
1.ひもの素材を変更しました
足への当たり感触と強度や、サイズ調整のしやすさが良い丸紐を採用することになりました。丸紐は表裏が無いためデザイン的にもスッキリします。そして丸紐でも特に気に入ったのは、ロウビキ加工されたコットンコードです。肌触りが非常にソフトで伸びも無く、しっかり足をホールドしてくれます。ひも自体にコシがあるので絡まらず、アーチ形状を保てるのも履きやすさ向上につながりました。
2.結束方法と穴位置を変更しました
従来のワラーチにある前坪を無くし、裸足でも靴下のままでも履くことが可能になりました。これによって場面を選ばず色々なスタイルでワラーチを楽しむことが可能になります。また、かかと周りのひもの通し方を簡略化して、機能性を下げずに、よりシンプルなデザインになりました。
3.ひもの通し方を変更しました
従来のワラーチは靴底に貫通した穴からひもを通していました。そのため靴底が汚れるとひもも汚れたり、地面と擦れて傷ついたりしていましたが、製造工程を見直すことで靴底にひもを出さない構造に改良しました。これによってひもの耐久性が向上し、ひもに適度なテンションがかかって、サイズ調整がやりやすくなりました。
変わらないところ
サンダルの底面はすべてビブラムソール仕様にして耐久性と防水性を高めています。
ひもはロウビキコットンの丸紐。左右二枚合わせてコンパクトに持ち運び可能です。
販売開始時期について
2021年2月末に販売を開始する予定です。販売サイトは『くも舎オンラインショップ』『creema』『minne』の3店舗です。
販売商品は
新ワラーチ(仮名) 販売価格:12,100円(税込・送料別)
ワラーチ クラシック 販売価格:12,100円(税込・送料別)
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