黒革の耳つき肩かけカバンをつくる その2

Sさんからご依頼の耳つき肩かけカバンの制作を引き続き進めています。

前回までの制作過程はこちら

黒革の耳つき肩かけカバンをつくる

耳つき肩かけカバンとは?

くも舎の耳つき肩かけカバンは、最上級のヌメ革を使用した横長の小さなバッグです。サイズは一般的な長財布や文庫本、携帯電話などが入る大きさです。カバンの側面には大きな耳がついていますので、長いベルトをつければショルダーバッグになります。

制作過程

前回切り出したパーツ類を組み上げていきましょう。まずはマチの耳の制作です。耳となるベルトのコバ磨きを終えたら、マチパーツに縫い付けます。

カバンの本体にベルトループなどを縫い付けておきます。

本体パーツのベルトが縫いあがりましたので、カバンの側面を組み上げていきましょう。最初は平面的な手縫いなんですが、縫い進めていくにつれて立体的になっていきます。

カバンの本体が縫いあがりました。

コバを均してコバ磨きをします。まずはヘリ落とし、やすり掛けをしてヘチマ磨き。またやすり掛けしてヘチマ磨きを繰り返して滑らかにしていきます。

コバが整いました。残すところはカバンのかぶせ蓋です。イメージを確認するために仮置きしてみました。だんだんとカバンの形が出来上がってきました。

年内に進められるところまでは進めたいと思います。今日はここまでです。

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