ワラーチ3とフィアットパンダキーレスカバーをつくる

本格的に梅雨入りですかね。今週は履き物ばかりの制作週でした。まだまだ夏まで続きそうです。
さて、最初はワラーチのお話からです。

歩くためのサンダル。ワラーチ3とは?

メキシコ山岳部のタラウマラ族が古タイヤと革ひもだけで作ったサンダルを参考に、普段街中を『歩くためのサンダル』に特化させて、丁寧に手作りしたのがくも舎のワラーチ3です。特厚革をベースに、手揉みで柔らかくしたカラフルな牛革紐を組み合わせて、足をしっかりホールドします。一本の革紐から生まれる開放感を楽しめます。


墨色のワラーチ3をつくる

いつも通り厚手の革に鼻緒を付け、手作業で足形に合わせてくり抜く作業をします。くり抜きが終わりましたら、ヘリ落としから全体をふんわりと起毛させ中央に打刻します。

今年は墨色の紐を注文される方が多いですね。今回も墨色の革紐バージョンとなりました。

ワラーチが完成したところで、次は2代目フィアットパンダのキーレスリモコンカバーの制作です。

2代目フィアットパンダキーレスリモコンカバーとは?

今日作るリモコンカバーは2代目フィアットパンダのキーレスリモコン問題を解決するために開発しました。

リモコンの付け根のプラスチック部分が折れやすいので、折れてしまうとどうしようもなくなってしまうのです。

生成りと緑のキーレスカバー

生成りと緑の革を型紙に合わせてカットし、目打ちと穴あけを施しておきます。今回使用する糸はリネン麻糸の23番(水色)と14番(オレンジ)になります。

それぞれの糸で手縫いしてからコバ(革の断面)を磨き上げます。

製品チェックの為、リモコンを差し込み、金具を付ければ完成です。

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