旅するルイ・ヴィトンに行ってきました

先月のお話しになりますが、仕入れなどの用事が入ったため、いつものことながら一日に用事を詰め込んで、ルイ・ヴィトンのエキシビション『空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン Volez Voguez Voyagez』に行ってきました。くも舎も『旅と生活』をテーマにしていますのでこれも勉強です。

赤坂、紀尾井町をめぐる

2014年エルメスの『レザー・フォーエバー』に行ってきたのでその比較もできるかと思い、早朝家を出発して赤坂へ向かいます。都内に到着する頃には晴れ渡り影も濃く、すっかり初夏の様相です。通り道の市ヶ谷で真っ赤なロードスターを見つけました。そのまま車を走らせて赤坂見附の駐車場へ。

ちなみにエルメス レザー・フォーエバーに行った時のレポートはこちらです。

だいぶ昔の話ですが、前職のオフィスが赤坂にあったとき、赤坂見附で昼ご飯を食べていました。赤坂見附付近ですと何といってもティーヌン(笑)そして油そば。何と体に悪い食生活だったんでしょう。赤坂時代が懐かしくて過去のブログを読み返してしまいました。

関係ない話は置いといて、赤坂見附から紀尾井町方面へ歩きます。赤坂プリンスはもうありません。そのまま歩いて行けばエキシビション会場が見えますが、まだ開店前なのでちょっと散歩します。左に折れて坂を上ると視界がパッと広がります。正面には迎賓館。首都高。日差しの下ではちょっと暑く感じますが、日陰に入るとカラリとした気持ち良い天気です。松林の遊歩道を歩くと上智大学の学生でしょうか、アーチェリーの練習をしていたのでちょっと見入ってしまいました。

旅するルイ・ヴィトンの会場へ

さあ、もうすぐ10時ということで、エキシビション会場に向かいました。会場は清々しい水色に鮮やかな山吹色の『V』。すでに何名か淑女、紳士が開店を待っていました。平日朝なのに皆さんすごいですね(笑)
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予約は特にしていなかったんですが、すんなりと入場することができました。エルメスの時もそうでしたが、館内はすべて撮影OK。本当に素晴らしい計らいです。入ってすぐに若きルイ・ヴィトンさんの特大の肖像画がお出迎えしてエキシビションの始まりです。

ルイ・ヴィトンの原点は木工にあり

前知識も無しに入った会場で初っ端からたくさんの鉋を見るとは思いませんでした。ルイ・ヴィトンはトランク製造のパイオニアだったんですね。

ロゴマークや広告のイラストにも鉋が主役として登場しています。

木箱にキャンバスを貼り付けた特注のトランクたちがずらりと並びます。昔は旅に持っていくものがいかに多かったか!本当に信じられない荷物の量です。

たくさんの販促用カード類。昔の帳簿など。すべてのものが3代目ガストンさんのコレクションだそうです。

冒険の時代へ

次のブースに入ってみましょう。目に飛び込んできたのは広がる砂漠。大きかったトランクも徐々にコンパクトになってきています。旅に来ていく服装もどんどんコンパクトになって行きます。
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海へ… ヨット、豪華客船の旅。ここでキャンバスとヌメ革の軽やかなバッグ『スティーマー・バッグ』が登場します。もともとはトランクに入るサブバッグとして生まれたバッグで、船旅で溜まる洗濯物をこのバッグに入れて、旅が終わるまで入れて置いたり、客室のドアノブに架けておけば船員が洗濯に持っていくという、あくまでもサブバッグなので、本当に機能のためのデザインです。こういう機能美のあるモノに心惹かれるんですよね。そして特長的なかぶせ蓋とベルトの組合せは、エルメスのオータクロアにも影響を与えたとの事です。
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陸へ… 自動車も旅には欠かせない移動手段になります。個人的にはコンパクトな革製の工具入れを見たかったんですが、大きなトランク型や、スペアタイヤの中にすっぽり入る丸い工具入れしかなくてちょっと残念でした。
このコーナーに置いてあったいろんなサイズの黒いシンプルなレザーのバッグ。もはや現代のファッションアイテムになりそうなカバンが登場しています。そして銀食器などをコンパクトにまとめたハコもの。これなんかは得意分野だけに本当に凝ったつくりです。あとは褐色の巾着袋『ノエ』ももともとはシャンパンを入れるために作ったカバンだそうで、本来の使用目的とは違うけど、あまりにも作りが良くて違った発展をするような製品が生まれたようです。
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空へ… 飛行機での旅コーナーでは複葉機の羽根に軽やかな革のバッグが飾り付けてありました。この辺で柔らかくて、軽くて、ジッパーを多用したシンプルなバッグ類が多くなってきます。
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鉄道コーナーに入ると、まるで汽車の中にいるような空間が広がります。鉄道の旅も優雅な時代を感じさせます。

旅から離れて

ここで会場案内図を見てハッとしました。「まだ半分も見てない!」一体この展示量は何なんでしょうか?すでにお腹がいっぱいになってきてしまいました。前半じっくり時間をかけ過ぎてしまったので、すでに1時間以上経過しています。こちらは旅というよりも3代目ガストンさんの趣味の部屋。絵画や書物に関するコーナーです。

手描きのロゴマークがとにかく沢山展示されています。自分の名前のロゴでしょうか?そしてショーウィンドウのデザイン画も多数ありました。3代目、トランク職人というより、完全にアートディレクターですね。

トランクやその他色々。カラフルな小物たち。


そして次なる展示コーナーのテーマは日本。ここには、板垣退助、白洲次郎の愛用したルイ・ヴィトンとして、トランクとスティーマー・バッグが登場します。良く残ってましたね…

一番最後は職人さんによる実演が見られます。といっても、エルメスの時とは違って、コバ(革の断面)の仕上げや、ヘリ返しをする際の菊寄せなどをやっているのが見られるのみ。手縫いはしていませんでしたので、ここはあっさり見物。


パリのグラン・パレで開催されていたエキシビションでは、持手の手縫いをやっていたようなんですが…

ミシン、手縫いと革製品は作られています。

全部見終わってお腹いっぱいになった私ですが、気になるものを発見。これなんだかわかりますか?
ロゴや、イニシャルなどを革に名入れする、箔押機なんです。この形を見てください。何でこんな形なんだろうと思っていたら、LVの書体のセリフ部分だと気がついてにんまりしてしまいました。
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あと一息。

紀尾井町のエキシビションだけで終わったわけではありません。実はルイ・ヴィトン仕様の商用トラック、Citroën C4 Fourgonを見ていないからです。赤坂から表参道に出発し、表参道ヒルズに止まっているシトロエンを見つけました。
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表参道についたときもすっかり影が濃くて、舎用車のトレンタくんの中は熱気が凄い事に。5月なのに三角窓全開です。
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というわけであっという間の見学となりました。
とにかく無料であれだけの展示品を見られるのはありがたいですし、仕事をする上でのヒントを色々ともらって大変充実した一日になりました。
是非まだいっていない人は見学することをお勧めいたします!

Volez, Voguez, Voyagez – Louis Vuitton
(空へ、海へ、彼方へ──旅するルイ・ヴィトン)展

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