蛍光青のキーレスカバー
今日はMさんからご依頼のフィアットパンダキーレスカバーの蛍光青を制作させていただきました。蛍光青は前回ムルティプラオーナーのOさんからもありましたが、栃木レザーのヌメ革に顔料にて蛍光色を入れたものになります。
カットしてから穴あけなどを施していきます。どうでもいいことですが、縫い目の穴、今までとちょっと変わったの判りますか?些細な事なので飛ばしましょう。
しっかりと手縫いしていきます。使用している糸はラミー糸の白。このラミノさんのロウ引きラミー糸は光沢と強度が素晴らしく、ロウも控えめなので重宝します。強度の点で見るとビニモやシニューなどが良いのですが、なんとなく天然の麻糸のほうが使っていて気持ちがいいのです。といってもこれは私個人の好みの話。
はい。綺麗に縫いあがりました。後は仕上げるだけになります。
コバの面取りをして・・・
ワックスとヘチマで磨く。いつもの仕上げ工程ですね。ちなみに、コバの面取りの前には貼り合わせた革の断面が平滑になるように革包丁で削って馴らしておいています。それをすることでヘチマで磨いたときの滑らかさが相当変わってきます。
はい、完成です。2代目フィアットパンダのキーレスリモコンを入れてチェックを行います。問題ありませんでした。ちなみにこのボタン部分に来る穴、下にある実際のボタンより小さく作ってありますが、これは暗闇でも感触だけでボタンの位置がわかるようになっており、柔軟性のある革ごと下のボタンを押せば動作する仕組みです。キーレスのボタンの大きさより小さすぎるのでは?というご質問を頂きました。
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フィアットパンダキーレスカバー
2代目フィアットパンダやムルティプラのキーレスリモコンは、経年劣化が激しくてリング部分が折れたり、色が剥げてしまったり困った事になってしまいます。このパンダキーレスカバーはそういった問題を解消するために生まれました。
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