生成り×白。プレーンなカバーをつくる。
今日はフィアットの3列シートが特徴のムルティプラオーナーIさんより、革の色が生成り、糸の色は白、金具は銀でご依頼いただいたフィアットパンダキーレスカバーをお作りしました。
これがムルティプラ。
まずは生成りの栃木レザーを切り出して、縫い目を打ちます。いつも通りの作業ですが随分速くなりました。
純白のラミー糸でしっかりと手縫いしていきます。革も糸も全く染色していませんので、まるでヒノキの白木造りのようで清々しいですが、逆になんだか非常に緊張しますね。
手縫いが終わるとコバ(革の切断面)を面取りしていつもの3度磨き。ヤスリがけとワックス+ヘチマの磨きを繰り返します。私は個人的な好みで、コバにピカピカの顔料を塗ることはしません。かと言ってコテで蝋を溶かしたりもしません。ツルツルでも少しマットな仕上がりになります。もしかすると来年あたりは好みが変わるかもしれませんね…
白木造りのカバー完成
テストでキーレスリモコンの装着とボタンの押し具合チェックを行います。問題なく使えます。
Iさんご注文ありがとうございました。
検品後発送させていただきます。
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フィアットパンダキーレスカバー
2代目フィアットパンダやムルティプラのキーレスリモコンは、経年劣化が激しくてリング部分が折れたり、色が剥げてしまったり困った事になってしまいます。このパンダキーレスカバーはそういった問題を解消するために生まれました。
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