トートバッグ業務A型をつくる

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今日は一日雨模様。舎用車のパンダにカバーをかけるのをすっかり忘れていて、朝から深いため息をついてしまいました。雨漏りするもので…

さて、そんな生憎のお天気のなか、МさんとOさんのトートバッグ業務A型をお作りしました。質の良く、厚みもしっかりある墨色の栃木レザーの床ベロア革を入荷したタイミングでご発注頂きました。
まずは革のカットから開始です。仕入れた半裁の床ベロア革にケガキ線を入れて、革包丁で丁寧にカットしていきます。大きな革が揃いました。だいたい一枚の半裁(牛一頭の革を背中で半分にしたもの)で2つの業務A型が切り出せます。かなり大きな革になります。


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カットしたパーツ類を大昔に活躍した職業用ミシン、『ジャノメ763号』に縫ってもらいます。
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マチの部分はミシンで縫わず、麻の一種苧麻から出来たラミー糸を使って手縫いします。
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比較的通常使用時に力のかかるであろう口の縫いあわせの部分もラミー糸でしっかりと手縫いしておきます。
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生成りのヌメ革を持手として縫い付けていきます。きめの細やかな生成りのヌメ革を縫うといよいよ制作終わりが近づいてきます。

トートバッグ業務A型が完成しました。Oさんはもう一つカバンをご注文いただいておりますので、そちらと同時配送をしたいと思います。
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ちなみに、私が実際にに業務用として革道具を運ぶ際に使用しているトートバッグ業務A型です。
生成りの持手のヌメ革はすっかり日焼けしてアメ色になっています。また、墨色の床ベロア革は柔らかくしなやかになり、起毛もやわらかく手触りが良くなっていきます。
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この商品は購入いただけます。
※購入いただけるのは持手が生成りのタイプのみです。

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