kumosha hand stitched leather JBL GO carrying cover case type 01

JBL GO キャリング カバーケースをつくる

今年一番の冷え込みと強風に見舞われております。全く外に出る気分ではありません。こんな日はオーダーいただいた方々の革の手配などを済ませて、以前より作ろうと思っていたものをつくることにしました。

JBL GOというスピーカー

うちにちょっと前からやって来たJBL GOというBluetoothスピーカーです。オーディオレスな舎用車のパンダにピッタリと思い購入したら、こんなに小さいのにパワフルで音も良くびっくりしました。しかもお値段も5,000円以下という驚きの価格。iPhoneからワイヤレスで音楽を楽しむことが出来るようになりました。

シリコンカバーはホコリまみれ


ちょうどパンダのポケットにポイと置いておけるサイズですし、角ばったデザインもパンダにマッチしています。しかし、そのままではどうしても傷が付いたり、落とした時の衝撃が気になります。という事で、専用のカバーかケースが無いかな?と調べて、JBLGOにピッタリなシリコン製のカバーを購入。しかしこれが大失敗。ホコリをガンガン吸着していきます。しかも手で払っても簡単には落ちません。

ヌメ革でキャリングカバーをつくる

無いものは自分でつくるか…という事で、ちょうどブッテーロの端切れがありましたので、JBL GOを採寸してサクッとヌメ革で手縫いキャリングカバーケースをつくることにしました。つくる上で考えていたのは、エッジの効いた形のイメージをなるべく壊さない様な構造です。

一先ず縫い上がりましたのでスピーカーを差し込んでみます。すると…ジャストフィットし過ぎて若干きついようです。取出すのが大変でこれでは使いづらいですね。

という事で気を取り直して再製作です。横幅を5mmほど広めにつくりました。スピーカを差し込んでみます。サイズはピッタリ!これでOK出したいところだったのですが…



最初は画像を見てもらえばわかるとおり、スピーカー前面のLEDライトの発光部のために丸い切欠きをつくってみました。スピーカーの中心に合わせて切り欠いて、手縫いして組み上げた後おもむろにスピーカーを差し込んでみます。すると、LEDの位置がずれているではありませんか!早速測ってみたところ、正面向かって左側に若干オフセットされてるのです!微妙なオフセット位置ですごく気になります。なんで中心に持ってこなかったのかな…。

そしてついに3つ目の制作開始です。本体部分の制作過程は省かせて頂きました。持手の制作を見てみましょう。持手は漉きを入れていない元厚の3mmの革になります。コバ(革の断面)と床(革の裏面)をしっかりと磨いておきます。


持手の縫付を行います。大きなボタンのような丸い革パーツを3層構造にして本体に縫い付けます。何でこんな複雑な縫い方をしているかは後程わかります。

JBL GOキャリングカバーケースの完成です

早速スピーカーを差し込んでみます。スーッとJBLGOが入っていきます。サイズもピッタリですね。LEDライトの部分もオフセットされた切欠きはものすごく気になるので止めました。

側面にはステレオミニジャックとUSBの開口部を設けています。カバーを付けたままでも充電可能です。

上部はすべて開口していますのでボタン操作は可能です。全面開放していますが、サイズがピッタリとフィットしていますのでひっくり返しても抜けません。

そして特徴的な持手はクルッと曲がります。スタンドのようにスピーカーを斜めにして置くことも可能です。

JBL GOを持って外へ出よう

持手が付いたことでこのスピーカーのコンセプトに寄り添ったものになりました。Bluetoothのおかげで煩わしいケーブルもなく手軽に外に持ち出せます。

近日中に販売を予定しております。

こんな記事も読まれています。


Comments

“JBL GO キャリング カバーケースをつくる” への2件のフィードバック

  1. こんにちは。JBL GOのケースを探していたら、こちらにたどり着きました。ステキなケースですね。この皮のケース、販売はしていないのでしょうか?

    1. コメント頂きましてありがとうございます。この商品はレギュラー品ではありませんがこちらで販売しております。
      https://kumosha.shop/items/5c5a49a23b63655506c2c90f
      ご検討くださいませ。

      くも舎
      石原

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください