キャメルのカメラストラップ2型とブックカバーをつくる

今日はIさんからご依頼いただいたカメラストラップとブックカバーの制作を進めました。

カメラストラップ2型とは?

繊維が密で強靭なイタリア産のベルト用革(ブッテーロ)を使用することで、ストラップ自体の幅をスリムに。そして従来の金具による長さ調整ではなく、金具を使用せずに革の特性を利用しつつも強度のある調整法を採用して、カメラを傷つけません。また、吊金具の部分は内側にナイロンテープで補強しています。


パーツのカット

直近でカメラストラップの制作がありましたが、続くときは続きますね。今回はイタリアンハード(ブッテーロ)のキャメルを使ったカメラストラップになります。パーツ類を各種切り出して、くも舎の刻印を打刻しておきます。

すべてのパーツがそろいました。ここから穴あけと目打ちを施して、まずは肩当てから制作です。使用糸は六花手縫いリネン糸の07番。定番の白です。

肩当が縫い終わったら、パーツ類のコバ磨きに取り掛かります。

革ひもに肩当を通したら革バックルを縫い付けます。

もう一方の革ひもは革包丁で丁寧に漉いて厚みと太さを調整してから二重リングを縫い付けます。

カメラストラップが完成しました。明日ブックカバーとまとめて撮影しようと思います。

ブックカバーの下準備

勢いでブックカバーの準備だけしておきます。用意するのはイタリアンソフト革。ミネルバリスシオのネイビーです。打刻を忘れずに。

ブックカバーのパーツ類が整いました。ブックカバーで使用するのは六花手縫いリネン糸の24番。勿忘草です。

梅雨らしい梅雨で雨も良いもんだなと思っていましたが、ここに来て晴れ続きです。また明日から雨のようです。やっぱり梅雨の季節には雨が降ってほしいと思います。

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