Oさんからご依頼いただいた、生成りのトートバッグ制作が完了しました。
これまでの制作過程はこちら
トートバッグ2型とは?
厚手の植物タンニン鞣し革一枚革と麻糸の手縫いでつくった、しっかりと自立するシンプルなトートバッグです。肩にもかけられる長さの持ち手は丸みを帯びた筒状にして手縫いしましたので、手に持った時の指へのアタリがソフトでしっかりした印象を与えてくれます。
生成りと白ステッチのトートバッグ2型が完成しました
内ポケットはふた付ダブルポケット仕様で、持ち手を束ねるベルトは標準仕様となります。マチは丈夫でデザイン上のアクセントでもある2重のステッチを施しています。
トートバッグ2型は本体部分を面積の大きな一枚革で制作しています。そのため、どの様に断裁しても、天然革の特徴でもある革の表情もどこかに必ず入ってきます。今回は銀面にうっすらとトラ模様が入りました。また、革の製造過程で発生した銀面のスレも見られます。このような革の表情は2つとない革の個性です。使っていくうちに気にならなくなります。
真っ白な下ろしたての生成り革の凛とした佇まいには、シルバークロームのペンFT が似合いますね。
コメントを残す