やり始めたらトコトンという事で、前回のヘルメットバイザー1型に続いて2型もつくりました。こちらがヘルメットバイザー1型の記事です。
ここら辺の田舎道でバイクに乗ると困るのが羽虫たちです。ゴーグルを使うのもいいんですが、私は眼鏡なのでやっぱりシールドが欲しいところなのです。こちらは全面フラットシールドをつけたものです。多少見づらくはなりますが、顔への飛散物は防げるので必須なのです。
シールド付きのヘルメットバイザーをつくる
基本的には1型をベースに、シールド部をポリカーボネート板を組み合わせて行うことにしました。1型はひさし部の形状は自由ですが、シールドが加わりますので、ひさしの角度を若干上向きで短めに設計し直します。また、1型は革のコバ(革の断面)を切りっぱなしでエッジの効いたつくりにしましたが、2型はすべてのコバ(革の断面)を手磨きして細部の仕上げまでこだわることにしました。
シールド部はポリカ板の加工限界を考慮して何個か試作し、形状等もテストしてだいたいこの形に落ち着きました。あとは短めになったひさし部にシールドを縫い付けます。
ひさしの裏面はこんな感じです。シールドに開けたの穴に負荷がかからないよう、表と裏にきちんと革を当てております。
シールド付きヘルメットバイザー試作品が完成したので、実際の走行テストを行います。
一般道の制限速度内であれば、シールドに風圧を受けても多少のたわみは出ますが概ね大丈夫そうです。シールドの厚みをもう少し出してもいいかもしれません。シールド側面からの風の侵入は多少あります。もう少しシールドに横幅を…とも思いましたが、そこまで言うと市販のシールドにすれば良いわけで、革のバイザーを使うようなちょっと変わった方(失礼)は多少の我慢をお願いするしかありません。あまりやり過ぎてもしょうがないのでこの辺が落としどころですね。
試作もうまくいきましたので、改めて撮影用に本番制作。
ヘルメットバイザー2型として、くも舎オンラインショップで販売開始いたしました。下記より購入可能です。
くも舎の手縫い製品は糸ほつれ・糸切れは無償でお直しします。また、すべての製品は修理可能です。使い捨てせずに直して長く使っていただけるものを制作しております。
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