推定91歳の革トランクのリペア その2

前回まではこちらから

推定91歳の革トランクのリペア その1

革の浮き落としと水拭き

千切れた持手は交換するとして、トランク本体で一番ダメージを受けている部分です。濡れたまま放置乾燥で、側面と底面に表皮のひび割れ箇所が部分的にあります。一度こうなりますと元には戻せません。

ステッチを傷つけないように浮いたひび割れを剥がして、サンドペーパーをかけます。網状層まで剥がすことになりますが仕方ありません。大体落とし終わったら粉だらけです。

革が土に還る様です。

固く絞った濡れタオルで全体を拭き上げます。このトランクは表面に顔料仕上げなどしていないので、乾いた革に水分が染み込んで革の色が一段階濃くなります。剥がした所や傷がある所は特に濃くなります。

水拭きでサッパリしました。

革にオイル塗布

水拭きを終えて乾ききる前に浸透性のあるオイルを塗布します。オイルが革の内部までしっかり入ったモッチリした革にしたいので、今回は牛脚油100%のニーツフットオイルを塗りました。

革にどんどんオイルが染みこんで、革の色が濃くなっていきますが、しっとりとした革になるまで繰り返しオイルを含ませて拭き上げます。

つづく

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