ポプラで作った刻印でやってこうと思いつつ、ああ、焼印もできる真鍮で作ればよかったかなぁ…と。結局真鍮ブロックを取り寄せて自分で刻印制作の再チャレンジです。
刻印自作には真鍮がベスト?
黄銅(おうどう、brass)は、銅Cu と亜鉛Zn の合金で、特に亜鉛が20%以上のものをいう。真鍮(しんちゅう)と呼ばれることも多い。―wikipedia
中学校の時に技術の授業で文鎮を作りまして、その素材が真鍮でした。真鍮を金鋸で切って、ボール盤で穴を開けて、ねじ山を切って取っ手をつけて…その体験を思い出しながら、刻印を彫っていきます。学校の授業は今でも役立つんですねぇ…。
ボール盤で穴は貫通しないようにM6のネジが入るように座ぐり穴を開けます。ここに焼印の場合は半田ごてをくっつけるためです。真鍮に穴を開けるときは切削面が熱くなるので、一気に開けようとせずに上げて下げてを繰り返しながら開けていきます。金工の時先生に教わったのが、「切削粉は吹くな!」これも覚えていました。粉を息で吹き飛ばしたりすると眼に入って大変なことになります。そういえば中学校のときは3人ほど保健室行きになりましたねぇ…。
はい、穴あけから一気にねじ切りまでやりますと、M6のネジがすっと入っていきます。こんなもので良いでしょう。
いよいよ刻印を彫ります。
ネジ取付穴が完成したら今度は肝心の刻印の面を彫っていきます。私の場合は、彫る大きさに合わせて周りの部分を金鋸で切り落としてから、金属用のやすりで削っていきます。ある程度整ったらルーターで慎重に削っていきます。削っているところの写真は撮れませんでしたごめんなさい。ポプラの刻印では雲型の中に舎名を入れてませんでしたが、今回は入れてみました。
で、ようやく完成。
ヌメ革の端切れに水を付けてグッと押し付けます。うまくできました!
くれぐれも自作される方は切削粉を「吹かない」様にご注意ください。やはり真鍮の加工は木に比べて数段大変でしたが、何とか自作することができました。
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