ゴールデンウィーク前の金曜日ですが、くも舎にはゴールデンウィークはあんまり関係ありません。浮き立つ世間を横目に働くのみです!
さて、先日下準備していたカメラストラップが本日完成しました。
カメラストラップ2型とは?
繊維が密で強靭なイタリア産のベルト用革(ブッテーロ)を使用することで、ストラップ自体の幅をスリムに。そして従来の金具による長さ調整ではなく、金具を使用せずに革の特性を利用しつつも強度のある調整法を採用して、カメラを傷つけません。また、吊金具の部分は内側にナイロンテープで補強しています。
ストラップの肩当てを手縫いします。今回は生成りのカメラストラップを2つ作ります。ひとつ目は茶色のリネン麻糸、もう一つは水色のリネン麻糸になります。茶色の方が肩当ての幅が広くなっているのは特注サイズになります。
コバ磨きはすべてのパーツに施します。やすり掛けとヘチマ磨きを繰り返しながら自然な光沢を出します。
ストラップの付け根部分を手縫いします。リングと当て革をセットし、メインの紐をU字で包み込むように縫い付けます。
カメラストラップが完成しました。幅広の茶色ステッチの方は無骨で大きいニコンF2を。スリムな水色ステッチの方は軽快コンパクトなニコンEMを並べてみました。同じ生成りのストラップでも全く印象が変わります。
コメントを残す