革についた雨染みを消す実験をしてみました

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雨の日に革かばんを持っていく

雨が降ったりやんだり、梅雨の時期はどうしても革かばんを持っていくには気が引けますね。朝晴れてるかな?と思っていても午後に急に雨が降ったり。ヌメ革は水を吸いやすく、どうしてもシミになりやすい素材なので、本当に困ります。傘を差してるつもりでも、細かな水滴が革について雨染みがポツポツと出来てしまうものです。雨染みが出来てしまうとなんとなく気になって精神的にもよろしくないですね。
ということで、今回ヌメ革を使ったショルダーバッグを大雨の日に持って一日過ごし、付いた雨染みを消してみようという実験をしてみました。
※今回の実験はかなり荒療治です。あなたの大切なカバンをダメにしてしまうかもしれません。自己責任でお試しください。

出かける前にクリームでコーティング

朝から大雨の日。かぶせに栃木レザーのヌメ革を使用したショルダーバッグにアニリンカーフクリームでケアをしました。この革はくも舎でメインに使用するヌメ革と同じ革です。アニリンカーフクリームを表面にうっすら塗って栄養と脂分を浸透させたあと、乾いたコットンクロスで乾拭きして表面をコーティングしました。今回は雨染みを作るため、防水スプレーは省略しました。この状態でも多少の水滴なら弾くぐらいの防水性はあります。

外から帰ってきたら

実験当日は、雨の中新宿の中古カメラ屋さんを巡ったりしながら普通に彷徨いました。傘は差して直接雨が当たらないように注意しながら過ごしたのですが、帰宅してカバンを見ると細かい雨染みだらけでした。クリームでコーティングしていてもやはり水滴がついて乾いたときにシミになるようです。

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これが雨染みです。ちょっとわかりづらいので画像のコントラストを高めています。さあ、この雨染み果たして消えるでしょうか?

荒療治のはじまり

今回は比較参考のため、ショルダーバッグのかぶせ部分、向かって右半分だけに雨染み用の荒療治法を行いました。水を含ませたスポンジで『やさしく』ヌメ革の全体に水を染み込ませることです。最初は表面にコーティングされたクリームが撥水していますが徐々に水が染み込んでいきます。

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この時強くこすってしまうと、水で弱くなった革の銀面(表面)に傷が付いたり、色が落ちてしまったりします。また、水を染み込ませる場合に革の一部分だけ水を付けたりするとそこにまたシミができます。雨染み以外の部分も全体を均一に濡らすことが肝心です。下のように革の色が濃くなって水が全体的に均一に染み込んだ状態にします。

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濡れた革は非常に弱いのでこのまま風通しのいい暗所で自然乾燥させます。くれぐれもドライヤーで乾かしたり、直射日光を当てたりしないように!また、新聞紙などをくっつけるのもやめましょう。翌日みると表面は完全に乾いていました。この状態ですでに雨染みは消えています!

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染みは消えてますが、この状態は革の脂分や水分も抜けている上、表面にカバーがされていないスッピン状態です。おススメはムゥブレイのデリケートクリームを塗って、乳液状の脂分と水分を補給します。アニリンカーフクリームを多めに塗って脂分を浸透させてもOKですが、水で濡らした後何日も放っておくのは厳禁です。

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クリームが浸透したら少しおいて、表面のワックスを乾いた清潔なクロスで軽く拭きます。すると表面に光沢が出てきます。それでは施工前と比べてみましょう。

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分かりますかね。画面上側が施工後です。若干色が濃くなりましたが雨染みは無くなりました。完全に元通りというわけではありませんが、少しエイジングが進んだ感じになったぐらいで全く問題ありませんね。
こちらは正面から比較した画像です。わかりやすく境目を付けましたが、かぶせの一枚全体を施工したら分からないくらいうまく行きました。

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雨染み困ったら是非お試しください。

ポイント

・強くこすらない
・ヌメ革全体を濡らす
・ゆっくり自然乾燥させる
・乾いたら脂分とワックスでコーティング
※大切なカバンの場合はしみ抜きのプロにお任せしましょう。

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