再びワラーチづくりへ
ようやく7月になりましたが、まだまだ梅雨の気配はなさそうです。ここ北埼玉でもずっとシトシトと雨が降っております。そんな中、今日は1日オーダーいただいているワラーチづくりを進めさせていただきました。
ワラーチは本体の部分は抜き型など全く使用せず、削りだして制作しており、大変手間が掛かります。まずはおおまかに型紙に合わせて革に印を付けて、カットします。
粗くカットするときに出る三角形の革片です。
鼻緒は足の裏面に結び目が出ないよう、サンドイッチのように二枚の革に挟んで固定しています。挟んだら、二枚の革をまとめて削りだしたり、革紐を通す穴を開けたりします。本体の革表面にはヤスリがけを施して起毛させ、素足にあたる感触をソフトにしています。
革紐を通してから、余った革紐をワラーチ自体にくるくると巻いてワラーチの完成です。
完成次第順次発送させていただきます。
歩くためのサンダル。ワラーチ3
メキシコ山岳部のタラウマラ族は古タイヤと革ひもだけで作ったサンダル、ワラーチで山道を何時間も走り続ける『走る民族』だそうです。
新しくなったくも舎のワラーチは、特厚革をベースに、足をしっかりホールドする、手揉みで柔らかくしたカラフルな牛革紐を組み合わせて、更に歩きやすくなりました。ワラーチを履いて大地を足の裏で感じてみましょう。
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