和菓子のような長財布1型をつくる

今週からEさんの長財布1型制作に取り掛かりました。希望の革はイタリアのバケッタレザーを使用した渋めな色合いです。早速レポートスタートしましょう。

長財布1型とは?

カードが6枚に、お札入が2か所のシンプルで薄い手縫の長財布です。内側の革を外側の革色と変更することでコンビをお楽しみいただけます。


こげ茶と緑のパーツを準備

まずはミネルバリスシオのこげ茶(カスターニョ)と緑(オリーバ)からパーツを切り出します。切り出しには型紙からケガキ線を入れて、革包丁でフリーハンドでカットしていきます。型があれば一発で切り抜けるんでしょうが、日々リニューアルや小変更のあるくも舎では型をつくるリスクの方が大きいのです。

パーツ類の切り出しが完成しました。この色素晴らしいでしょう?緑は抹茶のような色で和風のお菓子のような色の組み合わせです。パーツにくも舎のロゴを打刻しておきます。

パーツのコバ(革の断面)を磨き上げます。いつも通りやすり掛け、ヘチマ磨きを繰り返して整えていきます。繊維の非常に詰まった革ですので、コバ磨きすると艶が出て本当に綺麗です。

これから手縫いです

パーツ類の下準備は終わりましたので、いよいよパーツ類を手縫いして長財布の形にしていきます。手縫いの前にポケット部の補強を兼ねて、極薄の豚革を挟み込んで一緒に縫い付けていきます。

ポケットの中心部分を手縫いします。手縫いで使用している糸はこげ茶のラミー糸になります。縫い上がりましたので、次なる作業に取り掛かります。

長財布の4方を丁寧に手縫いして合わせていきます。

全ての手縫いが終了しました。残すところはコバ(革の断面)仕上げです。明日完成する予定です。

この商品は購入いただけます

春が来る前に…

寒さも緩んだ3月の土日はだいたい庭弄りのパターンになっています。先週末もパターン通り以前枯れた松の処分のため、慣れないチェーンソーを使って丸太を細かくしたりしています。枯れた松は見事に中心に空洞が出来ていて、見た目は立派な松でしたが、どうやら限界だったようです。

今日も1日園芸部。枯れ松は真ん中が空洞になってました。

Tetsuya Ishiharaさん(@fiatrustica)がシェアした投稿 –

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