紺色と生成りの長財布1型をつくる

先日の和菓子のような長財布からあまり経ちませんが、今日はOさんからのご依頼で、紺色と生成りのコンビネーションで長財布をおつくりしました。
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長財布1型とは?

カードが6枚に、お札入が2か所のシンプルで薄い手縫の長財布です。内側の革を外側の革色と変更することでコンビをお楽しみいただけます。



紺と生成りのバケッタレザー

早速革のパーツの準備です。ストックの革から切り出していきます。使用する革はイタリアのミネルバリスシオで、色は紺(ネイビー)と生成り(ボーネ)になります。紺だとあまりわかりませんが、生成りを見るとオイルがたっぷり含まれているのが良く判ります。同じイタリアの革でもブッテーロと比べるとふわふわ?とした感触のある柔らかい革です。

ミネルバリスシオの紺は芯までしっかりと色が入っています。一見黒にも見えますが、深い紺色です。

パーツのコバ(革の断面)を仕上げてカード入を縫い上げたら、いつもの豚革で中央部分の縫い目を補強します。

パーツ類が仕上がりました。オイルが多いので刻印の部分は色づきが濃くなりますね。それぞれのパーツを縫い合わせましょう。

ステッチは白のラミー糸で行います。ラミー糸は麻糸の一種の苧麻の繊維から出来た天然の糸です。多少毛羽立ちが出てしまいますが、艶と強度共に素晴らしい糸です。

縫い上がりました。今日のところはここまでにして、明日最終的なコバ(革の断面)の仕上げに入ります。コバが綺麗になるとグンと見違えますよ。


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あったかくなりましたね

荷物を運んだりと舎用車の空冷トレンタくん(Fiat Panda 30)は大活躍です。用事を終えていつもの場所へ少し寄り道です。

帰り道

Tetsuya Ishiharaさん(@fiatrustica)がシェアした投稿 –

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