赤い耳つき手さげカバンをつくる(持手)

連日の晴天で布団干しがはかどりますね。近所の田んぼも田植えに向けて動き始めています。水を張るのももうすぐでしょうか。
本日午前中は土日にたまった事務作業を進めまして、午後よりKさんからご依頼いただいた耳つき手さげカバンの制作に取り掛かりました。

耳つき手さげカバンとは?

厚手の植物タンニン鞣し革と麻糸の手縫いでつくった、横長の小さな手さげカバンです。サイズは一般的な長財布や文庫本、携帯電話などが入る大きさです。


真っ赤なブッテーロをカットする

今回ご依頼いただいたのは商品写真でも使われている赤革の耳つき手さげカバンです。イタリアらしい真っ赤なブッテーロ革に型紙を当ててケガキ線を入れ、すべて手作業でパーツを切り出していきます。革はどこの部位で切っても均一の性質を持っているわけではありませんので、カバンになった時に必要な適材適所で見極めながらカットしていきます。



持手を縫う

どのカバンもそうですが、私は一番最初に持手を作ることにしています。今回も細身の持手を黒の六花リネン糸でステッチしていきます。これも耳つき手さげカバンの商品写真と同じ組み合わせです。2本の持手合計約1メートルが縫いあがりました。縫い合わせたコバ(革の断面)を豆カンナで均してから、ヘリ落としで角を落としてヤスリ掛けとヘチマ磨きを数回繰り返して磨き上げます。

今日はこの辺で終了とします。次回は本体パーツのコバ磨きから手縫いまで進めたいと思います。

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